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読む力

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読書について、どんぐり倶楽部では、外遊びよりも読書を優先するようならば、読書制限をした方がよいとしています。

これについて、子供の場合、下に引用したような、積極的読書のための力が、まだ備わっていないので、まずは外遊びで

  • 鋭い観察力
  • たしかな記憶力
  • 豊かな想像力
  • 鍛えられた知性

を獲得する必要があるのではないかと思います。

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読むことと、聞くことには思考を必要としないから楽だと思っている人が多い。単に情報や娯楽のために読む場合は、それでも良いかもしれない。しかし、それでは積極的読書とは言えない。「発見」や理解のために読むときには積極的姿勢が必要である。考えることをなおざりにして積極的読書をすることは望めない。考えることは学ぶことの一部に過ぎない。ものを学びとるには感覚や想像力をはたらかさなくてはならない。観察力や記憶力も必要だし、目に見えないものは想像力で補わなければならない。「発見」の過程ではこのような精神活動が重視されるのに、読むこと、聞くことによって「教わる」場合には、とかくそれが過小評価されるきらいがある。詩を書く人には想像力が必要なのに、その読み手には必要ないと考える。だが、実は読書技術には、「手助けなしの発見」のために必要な技術が、すべて含まれているのである。鋭い観察力、たしかな記憶力、豊かな想像力、そして分析や思考によって鍛えられた知性、これらすべてが要求される。というのも、理性を深めるような読書は、本という教師がついていても、本質的には「手助けのない発見」と変わらないからである。

読書の力とは、ただ想像力を養う柔らかいフィクションではばかりでは育たない。一つ上の読書を目指すために、まずは外遊び、外遊び。

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