どんぐり問題を解いている時の子供達の様子を見ていると、集中モードとリラックス・モードが交互にやってきているのがわかります。脳はどんなふうに動いているのか?今日はそんなお話し。

この記事のもくじ






集中モードとリラックス・モード


どんぐり問題を解いている時の子供達の様子を見ていると、集中モードとリラックス・モードが交互にやってきているのがわかります。


神経科学の進歩によって、額の真後ろに位置する前頭前野皮質を使った集中モードと、気を緩め、心をさまよわせるリラックス・モードがあることがわかっています。集中ばかりが重要な気もしますが、ヒトの思考にはどちらのモードも必要なのです。


特にリラックス・モードでは、さまざまな脳領域が広域につながるため、洞察力が増し大局的な見方ができるようになります。そして、リラックス・モードでのひらめきには、集中モードでの予備的な思考が基になっていて、集中モードの後のリラックス・モードが特に大切なのです。


つまり、どんぐり問題を解く環境において、
お菓子を食べたりジュースを飲んでから問題を解いてもいいのですが、問題を集中して解き終わってから、ご褒美のようにお菓子やジュースを飲むのはあまり効果がないのではないかと思います。


まして、問題の正誤について親からひとことふたこと、嫌味を言われていたとしたら、リラックスできるでしょうか?




「ながら解き」をしているどんぐりっ子たちを見ていると、集中モードとリラックス・モードをお菓子とジュースというアイテムによって、交互に繰り返し、鼻歌を歌いながら、時に集中しながら書いています。


本当に、どんぐり問題になれた子供たちは自然にそれをやってのけて、あ、とひらめきながら解いていくのです。






炭水化物のお菓子


お菓子の量についてもよく相談を受けます。お菓子が足りない、お菓子だけ食べられてしまった、となぜか「悔しい」といったかんじの相談です。


量や種類についても、各家庭での考え方があるし、子どもの嗜好があるので、一概には言えませんが、ある家庭では子どものてのひらに載る量にしているとか、週のお菓子量が先に決まっている、とか聞きます。


でも、お菓子の種類によっても、やきいもだったらやっぱり1本だし。中食かわりにおにぎりかもしれない。


脳の活性化からいえば、脳はエネルギーをブドウ糖からしか得られません。つまりブドウ糖を作ることができる炭水化物を取ることで、エネルギーを補給することができるのです。


チョコレートを食べた後気分が高揚したことはないですか?糖にはカフェインと同じような効果があるのです。




しかし、手っ取り早くブドウ糖そのものをたくさん食べたとすると、脳はブドウ糖を貯蔵することができないので、ガッと集中できたとしても継続することができません。


そのうち、身体が高血糖に気が付きインスリンが血糖を調整する機能が働いて、脳の糖濃度を下げてしまう。するとインスリンは一時的に糖濃度を下げすぎてしまい、脳としては、「ブドウ糖が足りない」という指令をだし、「もっとお菓子ちょうだい」もしくは、「もう眠い」ということになるのです。


だから炭水化物ばかり大量に与えるのは考え物ですね。






健全な食事に勝るものはない


もうひとつ、脳の神経伝達にはアミノ酸が必要で、アミノ酸とはつまりタンパク質(プロテイン)から分解してできてきます。脳の活性化には炭水化物だけでは不十分なのです。


そしてアミノ酸ができるためには、タンパク質を分解するタンパク質分解酵素が働かないとならないので、その手助けをするビタミン類も必要になってきます。


 プロテインにビタミンに、子供が勉強するためにどれだけのサプリメントを飲ませなければならないのか?と思った方もいるかもしれませんね。けれど市販のサプリメントの吸収率から考えると、日常の食事に勝るものはありません。


つまり、「思考力のある子どものために食生活の改善が必要」なんて、話がどんどん大きくなっていき、どんぐり倶楽部の取組を継続するのも生活改善から始めることになって、どんどん大変になっていくわけです。







【推奨】お菓子の取り方


ではどうするのか?


先に述べたように家庭の事情、子供の嗜好があるのでなんとも言えませんが、わたしは、日中運動や外遊びをして、通常の夕食の後の、リラックスして、かつ「お腹が空いていない時」に、少量のお菓子を食べながら、問題を解くというのがよいのではないかな、と思うのです。


おやつの時間に中食を取れる環境のお家であれば、そのあとでもいいかもしれません。でも、夕食に響かないかしら、と心配するかもしれませんね。そういう心配を子どもは敏感に察知しますよ。


少量のお菓子を選ぶポイントですが、できれば「固いもの」。


よく噛むことで、脳が活性するし、あごの発達、唾液の分泌を活性されて、ジュースなどの甘い飲み物が必要でなくなる効果もあります。唾液は虫歯をできにくくするので、一石何鳥にもなりますね。




唾液の分泌を活性化させるもののは
<よく噛んで食べるもの>
するめ、干し芋、ナッツ類、海藻類、リンゴなど硬い果物、枝豆 など
<すっぱいもの>
梅干し、レモン など




でも、それって、本当に子どもたちが食べたいお菓子で、もらえるとリラックスできるものなのでしょうか?


それは、各家庭での判断が必要ですね。日頃からこういったものを食べなれているのか、甘味の強いやわらかいものを好んでいるのか、によるところが大きいと思います。


どんぐり問題を解くときにだけ、親の理想や価値観を押し付けていないか、よく考えてみてくださいね。
もし、どんぐり問題のときだけ、健康的で固いお菓子をだすのなら、子どもは必ずどんぐり問題を嫌がっていくでしょう。






どんぐり問題をしたくないとき


また、その日の運動や外遊びによっては、身体の疲れが優って問題をやる気がないかもしれない。そんなときは、問題をして思考を育てる以上の脳の活性化が運動や外遊びにあったと考えるのが良いと思います。


運動や外遊びを口先だけで推奨している場合、「子供が疲れてしまってどんぐり問題をする時間が取れない」、と思うかもしれませんが、思考力を育てるという目的としては、どんぐり問題を週2回するよりも外遊びを一生懸命にした方が優っているんです。


もし、外遊びの質にこだわるのであれば、それこそ日常から注意深く生活していなければ変えていけないものです。




わたしは、どんな遊びでも「友達」と遊んでいるのであれば、良しとしています。


家の中で携帯やゲームを1人でしていて、夕食後にどんぐり問題ができないほど疲れているとしたら、それは身体が疲れているのではなく、脳や眼が疲れているのです。そういう場合は、子どもと相談しながら何か対策を考えなければいけないかもしれないですね。


本当に心の底からそのひとりでの行為が好きな子どもはほんのひと握りで、それはまた違う思考力があるのかもしれません。ほとんどの子は人と交わることが好きなように遺伝子に刷り込まれてきているのです。


つまりそうしないと人類は生きてこられなかったけですから。


もし、外にはいるけど、友達のゲームを覗いていたり、借りていたりする場合だって、その友達に交渉して、見せてもらって、やらせてもらう関係をとれているわけですね。日頃から身体を動かす遊びを知っている子なら、すぐにそんな関係に飽きて他の遊ぶ子供を探すでしょう。


それができないようなら、仲間遊びができる場やサポートをしてもいいですが、けして親が出すぎないように、やりすぎないように、子どもの力を信用しましょう。




現代は、メディアや情報た氾濫していて、犯罪に対する大人の不安が大きすぎ、昔のように子どもたちが自由に遊ぶことができません。少しでも自由に遊べる場を探し、地域コミュニティを作り、子どもたちへ安全を提供するのが、大人ができる最良のサポートなのではないかと思います。







子どもの遊び


最近、子どもと遊ぶことに疲弊している、という相談をうけました。


本当は自分は外に行くことは苦手で、でもどんぐり倶楽部では外遊びが大切だというから、無理をして公園まで子供を連れて行き、子どもに遊びなさい、というけれど、逆に子どもに「一緒に遊ぼう」といわれて辟易している、というのです。




子どもの成長には段階があって、個々で遊ぶ時期と複数で遊べる時期があります。個々で遊べるようになって、それから親しい親などと遊び始め、親なんかよりよっぽど面白そうなことをしているちょっと年上の子どもと遊びたくなります。


複数であそべるようになると、グループであそべるようになり、年下の子どもがいてもうまくルールを変えて遊べるようになるのです。


遊びにも段階があります。そして、場というのも大切です。


知っている場所、親の手元から少しづつ外へ外へと出ていくのが子どもです。手元で子どもと遊べる時間なんてほんの少し、ということをしってほしいなあ、と思います。


なぜなら親が子どもを遊ばせるのではなく、子どもは自分の力で自由に遊んでしまうものなのですから。見守りと信頼が大切ですね。




どんぐり倶楽部の良質の算数文章問題がうまくいかないなあ、と思ったら、どうぞご相談ください。問題選びに迷ったら、メールde添削も一度活用してみてくださいね。




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