前回集中モードとリラックス・モードのお話をしました。

よく、自分は想像力が足りないとか、子どもは想像力を伸ばしてほしい、など聞きますが、このリラックス・モードに手伝ってもらうことで独創的な思考をすることができるようになりますよ。今日はそんなお話し。




この記事のもくじ






集中モードとリラックス・モード


ヒトは誰でも、脳の中で、神経細胞のニューロンの中を電気的な刺激が伝わっていきます。

そして、ニューロンととニューロンがつながるときに、そのつなぎ目にシナプスが作られます。シナプスでは、神経伝達物質によって情報が伝わり、記憶の中から独創的な思考を引っ張り出すことができます。



集中モードでは、問題に意識を集めて取り組みますが、持続には精神的なエネルギー、自制心が必要です。
このエネルギーが枯渇してくる前に、リラックス・モードに切り替えることで、リラックス・モードでも思考を継続することができます。



例えば、どんぐり問題の場合、集中モードで取り組んで描いた絵に、色を塗ること、一緒に取り組んでいる保護者とおしゃべりをすること、ちょっと歌ったり席を立って窓の外を見たりトイレまで歩いたりすることなどで、リラックス・モードが働きだすスイッチとなるようです。



もっといえば、きょうはやめて寝てしまい、明日続きをする、なんていうのも、うまいリラックス・モードの切り替え方なんですよ。

睡眠直前に集中モードで取り組んだことを、脳は睡眠中に超リラックス・モードで取り組み続けるのです。

朝起きて解法がわかる、というのは夢のお告げではなく、脳の正しい使い方なんですね。







ポモドーロ・テクニック


高学年で、なかなか取りかかれないときには、普段の取り組みでの保護者の対応の不備を省みるのはもちろんですが、今日の取り組みに対して時間を区切って提案するのも良いと思います。



もしかすると、大きな数をいちいち絵に描くことが面倒に思って取りかかれないのかもしれないし、親の言うことを聞くこと自体が嫌なのかもしれない。

そういうときには、気が散るものをとりあえず片付け、タイマーを25分にセットして、これが鳴ったら今日は終わりです、と宣言して厳守しましょう。



もちろん、自分で計画的にどんぐり問題を進めているようなどんぐりっこならば全く必要のないことですが、どんぐり問題の取り組みに行き詰まって困っていると仮定しての提案です。



どんぐり問題を解くのは、子どもだって大変なんですよね。

特に高学年の問題はなかなか取りかかれない、先延ばし先延ばしにして、ストレスが必要大きくなっている子どもに、リラックスして取り組ませるなんて至難の技です。

そういうときは、まず集中モードを人工的に作り、それからリラックス・モードに切り替えていけば良いのです。

もちろん、ご存知かと思いますが、必ずお菓子とジュースを用意しましょう。



どんぐり問題を解くのが初めてでなければ、絵を描いているうちにだんだん集中できてくるのではないかとおもいます。

そして、25分たったときには、はい終わり、とおしまいにしましょう。



子供に、もうちょっとやらせて、ひらめいた!と言われたら、もうおしまいなのに、と不満気に、じゃあちょっとだけね、と続けて笑でも、あっさり終わりにしましょうね。



そして終わったらリラックス・モードにさっと切り替えてのんびり過ごすことが大切です。

問題に関する余計な一言は厳禁です。







正解しなくて困っている



よく、「下の学年の問題が正解しなくて困っている」「0MXなのに正解しない」というご相談をいただきます。



たとえ答えまで到着しなくても、どんぐり問題を25分間集中して解くことで、神経回路は作られています。

そして正解にたどり着いてない回路だとしても、貴重な回路を作成できたのです。この回路はまた別の時に役立つでしょう。

この積み上げが、深い複雑な思考を作っていきます。



どんぐり倶楽部では年長さんの時から


言葉

視覚イメージ再現

絵図

視覚イメージ操作

視覚イメージ抽出

過程の記号化(文字化:説明:計算式)


をしています。


たとえ、正解でなくても、解く子供自身のオリジナルなイメージ化、感情の再現が行われています。

むしろ、言葉を受け取った後に、数字や式で考え、それを視覚イメージ再現し絵図化し、正解となる絵を描いている子どもは、その後のオリジナルな応用力ある思考が伸び悩んでしまうでしょう。

安易に正解を喜ぶよりも、むしろその点に気を付けたほうがいいですね。







わからん帳はお宝帳


また、不正解の問題を集めておくことで、その子のための特別な問題集ができます。

わからん帳が少ない、ということは、その子のレベルに問題があっていないということでもあります。

一度わからなかった問題をもう一度解く、ということは、先ほどからお話ししている、神経細胞ニューロンへもう一度刺激がくることになります。

そして、「この間はこっちのニューロンにつながって、わからなかったから、今度は違うニューロンへつながってみようかな」と脳は考えるわけですね。

つまり、それが「進化」です。



最初のニューロンとニューロンのつながりは薄くなるかもしれませんが、それは決して無駄なつながりではありません。

一度作られたつながりは、次の違う場面で活躍するつながりでもあるのです。



どんぐり倶楽部良質の算数文章問題を継続することで、神経細胞のつながりは複雑化し、深く進化していきます。

そして、必要な結合は強められ、不要な結合は除去されて、神経回路は成熟していきます。これを「シナプス刈り込み」と言いますが、一度つくった回路を繰り返し利用しつながることによって思考力は深くなっていくのです。






どんぐり問題をしたくないとき


低学年の家は順調に週1回、週2回継続していたのに、成長のある時何かのきっかけから、毎週の取り組みができなくなってくることがあります。

今日はやらない、明日、また明日はまた今度、と先延ばしにしていくと、「やらなきゃいけない」ストレスがかかりどんどんどんぐり問題を解くのが億劫になってきます。

なぜ先延ばししてしまうのでしょうか?


・お菓子だけ食べて眠い、といったら問題をやらずにすんだ
・正解しなかったとき、嫌みを言われた。また言われたらいやだなあ。
・このまえはわかるまで何度もやらされた。はやく終わりたいなあ


などのきっかけやサインを渡していませんか?保護者のイライラが伝わり悪循環になっていませんか?



そんな時は、取り組みの習慣を再配線する必要があります。



高学年で、なかなか取りかかれないときには、普段の取り組みでの保護者の対応の不備を省みるのはもちろんですが、今日の取り組みに対して時間を区切って提案するのも良いと思います。



もしかすると、大きな数をいちいち絵に描くことが面倒に思って取りかかれないのかもしれないし、親の言うことを聞くこと自体が嫌なのかもしれない。

そういうときには、気が散るものをとりあえず片付け、タイマーを25分にセットして、これが鳴ったら今日は終わりです、と宣言して厳守しましょう。




もちろん、自分で計画的にどんぐり問題を進めているようなどんぐりっこならば全く必要のないことですが、どんぐり問題の取り組みに行き詰まって困っていると仮定しての提案です。



どんぐり問題を解くのは、子どもだって大変なんですよね。

特に高学年の問題はなかなか取りかかれない、先延ばし先延ばしにして、ストレスが必要大きくなっている子どもに、リラックスして取り組ませるなんて至難の技です。

そういうときは、まず集中モードを人工的に作り、それからリラックス・モードに切り替えていけば良いのです。

もちろん、ご存知かと思いますが、必ずお菓子とジュースを用意しましょう。



どんぐり問題を解くのが初めてでなければ、絵を描いているうちにだんだん集中できてくるのではないかとおもいます。

そして、25分たったときには、はい終わり、とおしまいにしましょう。



子供に、もうちょっとやらせて、ひらめいた!と言われたら、もうおしまいなのに、と不満気に、じゃあちょっとだけね、と続けて笑でも、あっさり終わりにしましょうね。



そして終わったらリラックス・モードにさっと切り替えてのんびり過ごすことが大切です。

問題に関する余計な一言は厳禁です。







楽しい時間にしよう


低学年で、どんぐり問題を解く時間がうまく取れない場合は、その時間が「楽しくない」ということが多いようです。

保護者が監視しているように正解に導いていたり、周囲が騒がしく集中できない、生活リズムが早く余裕がないなど、その原因になりがちです。



まずは、「楽しい」ということを大切にしてみましょう。

それから、「ゆっくり」「じっくり」「ていねいに」を実践してみるといいと思います。



具体的にどんなふうに楽しくするか?



例えばですが、なにか「特別」を作ってみる。

・特別なお菓子
・特別は鉛筆
・特別なコップ
・特別な机や部屋
・特別な保護者さんとのふれあい
・特別な日!


それから、もちろん、保護者の声かけをゆっくり、ていねいにし、怒ったり、大きな声を出したりしない。



低学年までは、身体を過度ではなく十分に動かし、睡眠がしっかりとれていて、おなかが満たされていれば、これで落ち着いて取り組むことができるのではないかと思います。



または、高学年で行ったように、ポモドーロ・テクニックを使ってみるのもいいですね。



ポモドーロというのは、イタリア語でトマトという意味です。

ポモドーロ・テクニックとは、トマト型のタイマーを使ってする時間管理術。

お片付けや、時間の管理などにも利用できます。興味があったら調べてみてくださいね。




↓こちらのタイマーは残り時間が可視化できます。



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