「こどもを信じること」という本を読みました。
この本は、学習塾の保護者であるお父さんが、その塾での保護者向けの「子育ての心理学講座」でお話された内容をもとに書かれたということです。この4児の父である著者は、認知脳科学者であり精神科医であり臨床心理士であり少年サッカーの指導者であるとのこと。公私にわたって子供をよくみている専門家です。
お仕事では、不登校になっている子どもたちのカウンセリングをされていて、その中から見えてきた「子育て」「親」についてかかれているので、
前半はそのカウンセリングの様子などから、「あなたやわたし」によく似た子育て中の親や、不登校中の子供とその家族が見えてきます。
そして、後半は、子どものため、というよりも、親のための認知行動療法を提唱されています。
それは、まるで、どんぐり倶楽部で提唱している環境のリセットと同じものなのです。
その認知行動療法のやり方は、この本を読んでいただくとして、何を目的として療法をするかというと、
「一日を楽しく過ごすこと」
これにつきます。
どんぐり倶楽部の環境設定は、
- 1.遊び:毎日、外遊び
- 2.テレビ:週に2時間以内。
- 3.宿題:1日計算1個+漢字1文字を1回のみ
- 4.習い事:お小遣いを出してでも行くというもの1つだけ。
- 5. ゲーム:厳禁
参照:■環境設定は小1の夏までに終える(文責:どんぐり倶楽部)
と、こどもに大変厳しい条件となっていますが、それに加えてもっと達成できにくい(笑)のが、
- 子供を急かさない
- 命令しない
- ゆっくり話す
ではないかと思います。なんでも「早く早く」の現代社会に生きているのですが、ちょっと時計のねじを緩める必要があります。そうすると
「子どもの自分自身テンポ」
が見えるようになってくるのです。
「やっぱり無理」?
この本の最後にある「アイスクリーム療法」やってみてくださいね!
私も今年中にチャレンジしてみたいなあ、と思っています。親はちょっと体重増えちゃうかなあ。