2018年7月24日に開催した現役どんぐらーイベント
【 どんぐり問題 体験&取り組み交流会 in 八王子 】の様子をお伝えします。

今回参加されたのはベテランのどんぐらーさんばかりで、初体験の方はいらっしゃいませんでした。
すごく充実したどんぐりタイムになりましたよ。

まず、全員集合されたら、それぞれの自己紹介をしていただき、
司会の私から、お話を一つ読ませていただきました。

子供たち、小2女の子2人、小3男の子、小5男の子、じっくりとお話の世界に入ってくれたかな?
読んだお話は、
「あなのはなし」(東京こども図書館 おはなしろうそく4)
でした。

みんなの心が落ち着いたところで、
お菓子タイム!、じゃなかった、どんぐりタイムの始まりです。

子供たちは、用意してきたそれぞれの問題を選び、もぐもぐしながら解答開始。
お菓子にも各家庭の個性が出ていて面白い!
塩羊羹、するめ、チョコレート、飴。
そうそう、今回も!参加してくれた男の子がみんなにシフォンケーキを作ってくれました!
腕が上がったねえ!

今回は、参加されたお母さま方全員に共通の問題を解いていただきました。
解く条件は、絵で解く、計算は最小限にする、ということ。
もちろん、一文一文読ませていただきましたよ。

選んだ問題は、
6mx00
ムササビ商店とモモンガ商店のマントSALEの問題です。

ゆっくりゆっくり進めても、
「もう一度読んでください!」 そうですそうです。子どもの気持ちわかりますよね。問題は本当にゆっくり読まないと頭に残らないんです。
描いてしまって時間が余ったら、子供の方を見るのではなく、絵に色を塗ったり楽しくしたりしましょうね。
「計算はどのくらいまでやっていいですか?」 この問題は最後の1回だけ計算するだけで解けますよ~とは言いませんが、「なるべく少なくね」とお願いしました。

さすがベテランのお母さまたちだったので、すらすらと絵が描けました。
でも解くための絵には苦戦していたようで、なかなか見えてこない。「絵で解く」ということの大事さ実感してもらえたかなあ、と思います。

参加されていた子供たちはそれぞれの段階で素直に成長している絵を描いていました。
前回、場当たり的に数を当てはめていた子も、絵で解く力がついてきて整理されてきていました。このまま成長を見守っていきましょう。横でお母さまが解くことで、紙面の構成の感覚がつたわるといいなあ、と思います。

また違う子どもは、以前はどんぐり問題をお母さんが進めるから的に問題を解いていたようなのに、今回は仲間がいるんだ!という気持ちがあふれていて、生き生きと問題を解いていました。今回取り組んだのはちょっと複雑な仕組みの問題でしたが、長考できるということは、相当な集中力ですよ。保護者さんのスタンスも少し余裕が出てこられたのか、2人の関係がとてもいい感じでした。

2年生くらいの絵を描くから絵で解くに進む段階の子供たちは、それぞれの解釈をちゃんともっていて、頼もしかったです。もうすぐ見えてきますので、「うーん、どうやるのかな?」を大事にためておいて、問題を継続してくださいね!

今回、保護者さん半分以上は、2人目のどんぐり子育てでしたので、1人目との違いに戸惑っている方もいらっしゃいました。どんぐりの進め方って本当に子供によって違うんですよ。発想も書き方も、前の子ですんなりいってもこの子では躓く、前の子で苦労したところもこの子ではすんなり進む。比べるものではなく、いつもその子を見ることが必要ですね。

とくに、下の子は、上の子を見ているので生活全般において早くできることも多ければ、逆に甘えん坊さんだったりします。兄弟関係で長男、長女、真ん中、末っ子の位置も微妙に違うし、一番違うのは、親の気持ちですね。
手をかけすぎな長子が高学年になったら、少し離れてみることも大事かと思います。
何でも、「ママいい?」って聞いていないか、確認してみてくださいね。

さて、取組後のおしゃべりタイムでは、
ベテランらしく、どんぐり理論というよりは、実践の宿題マシーンの苦労話、先生との交渉、などについてお話されていました。
ちょうど夏休みの宿題をしている最中だったからでしょうか。
宿題の調整も各家庭上手に進めているようで、子供たちに「勉強嫌いオーラ」が感じられないことからもそれがわかりました。
宿題の調整はなぜするのか、なぜスピードと反復を回避させることが必要なのかを、家庭の中で納得していれば、先生との対話も落ち着いて対応できることかなと思いました。

終会後のおしゃべりで、
今回参加された方のご長男が、年長さんからどんぐり問題に取り組み、昨年「健全な中学受験」を実践され、6年生の9月からの受験勉強で都立中高一貫校に合格されたということをお伝えすると、小3の男の子が「健全な中学受験って??なに??」と興味を持っていたのがとても面白かったです。
お母さんによると、いとこが現在「不健康な中学受験」真っ最中で、ああはしたくない、と日頃言っているんですよ~とのことでした。

「健全な中学受験のためには、あなたはそのまま6年生まで過ごせば大丈夫ですよ、でもお母さんはすごく大変なんだよ!」と伝えました。
そして、「どんぐりの小学校をつくりたいんだ!」と夢をお話ししてくれました。
「じゃあ、うちの孫を入学させるので、がんばって!」さてさて、数年後が楽しみですね。

今回の取り組み会は半分がリピーターでしたので、リラックスしてのんびりゆっくり過ごせたのではないかと思います。参加してくださってありがとうございます。1年に一度くらいでもいいので、また参加してくださいね~みんなの進化を楽しみにしています。

次回はぜひ、ご覧の皆さんも参加してみてくださいね。初心者さんもお待ちしています!

カテゴリー: donguriteaparty

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どんぐり倶楽部の取り組みと子供に負担をかけない英語学習(GDM、ジョリーフォニックス、Donglish)を応援します。